Mirror's Edge Catalyst
出典:https://www.ea.com/ja-jp/games/mirrors-edge/mirrors-edge-catalyst
はじめに
この記事では2016年にエレクトロニックアーツが発売した一人称パルクール(フリーラン)アクションゲームである「ミラーズエッジ カタリスト」を紹介するものです。
ストーリーのあらすじ、ゲームシステム、感想について書いています。
ちなみに本作は2008年に発売した「ミラーズエッジ」のリメイク作品となります。
あらすじ
巨大複合企業が絶大な権力を握る都市
富を持たない「ローカースト」は搾取され続け、富裕層の奴隷と化していた。
資源は一部の人に独占され持続不可能な世界だが、管理された人々は労働と消費に目を向けさせられ、本当の問題に気付かない。
街の住人は「ビートリンク」という技術を使い、「グリッド」と呼ばれる管理システムに繋がっている。そこに個人の自由は無い。
一方、グリッドの外で生きることを選んだ者達がいる。
彼らは「アウトカースト」と呼ばれ、ランナーのクライアントになった。
「ランナー」というのは運び屋や泥棒をして生活している一部のアウトカーストである。
「フェイス・コナーズ」もまた、その一人だ。
フェイスは幼少の頃に家族と共に自由を求めるデモ活動に参加していたが、デモの鎮圧を行う民間警備会社「クルーガーセック」によって両親と妹を殺されてしまう。
家族を失ったフェイスはランナーグループのリーダー「ノア」に育てられ、一流のランナーとして成長した。
ランナー達に対し、複合企業は明確な反抗を示さない限り見て見ぬフリをしていた。
脅威ではないと判断していたのか、ランナーの需要を理解していたのかは定かではないが、およそ20年間、均衡は保たれてきた。
しかし、複合企業は更なる権力を求めランナーへ攻撃を始める。
科学技術が進歩し、埃ひとつない輝きに満ちた世界。「ガラス」と呼ばれるその街がこの物語の舞台だ。
この街はガラスのように美しいが、その輝きは虚構である。
フェイスは仲間を助けるため、完璧な社会の裏に存在する闇を駆け抜ける。
アクション
パルクール
ジャンプやスライディング、ロール、ウォールランなど細かな動作をタイミング良く行う必要があるので始めは難しいがリズムゲームのような面白さもあります。
ストーリーの途中で入手できる「MAGロープ」と「ディスラプター」というガジェットがあります。
MAGロープは特定の場所で手首からロープを射出して高所に登ったり、スイングして離れた場所に移動したり、障害物を引っ張って壊したりできます。
ディスラプターは巨大な換気扇のプロペラを止めて通行可能にしたり、敵のビートリンクをハッキングして一時的に行動不能にしたり、監視ドローンを止めたりできます。
戦闘
前作「ミラーズエッジ」とは異なり本作では銃は使えません。
殴りや蹴る方向を変えることができ、敵を障害物や敵同士にぶつけるように蹴ると効果的にダメージを与えられます。
スライディングやジャンプ後に攻撃するとそれぞれ攻撃方法が異なり、威力が上がるので周囲の環境を利用して戦うことが重要となります。
ただし、敵は銃など遠距離攻撃を使ってくるので「フォーカスシールド」というものがあります。
フォーカスシールドとは、プレイヤーが素早く移動し続けているとフォーカスシールドのエネルギーが増加して、攻撃を受けたり移動停止するとエネルギーが減少します。つまり、「走っている間は体力が増える」ということです。
その他
今作はマップがオープンワールドになっています。
ストーリーミッション以外にもたくさんのサブミッションがあり、世界中のランナーとスコアを競える(ランキング上位にはチートや裏技を使ったであろう異常に高いスコアもあるけど)物や、収集アイテムがあります。
ミッションクリアや収集物を集めるとXP(経験値)を獲得でき、XPを消費してスキルを取得できます。スキルには移動能力を高めるものや、戦闘に役立つものがあります。
スマートフォンでコンパニオンアプリがリリースされています。ゲーム内に表示されるエンブレムをカスタマイズできるのでゲームをやりこみたい人におすすめです。
感想
(熟練したランナーになれば)とにかく疾走感があり爽快で楽しいです!
画質のクオリティはそこそこ綺麗な部類だと思います。
初代ミラーズエッジは実際にプレイしたことは無いのですが、実況動画などを見たところ本作の方が、よりスムーズなパルクールが出来るようなシステムになっていると感じました。銃を無くして格闘だけにしたのが良かったのだと思います。
ゲームの流れは基本的に最初から最後までガラスの街を駆け抜けるだけなので単調な動作の繰り返しなのですが、妙な中毒性があります (*・∀-)b
今作はオープンワールドですが、目的地を設定すると「ランナービジョン」という赤い目印が表示されるので迷子になることはほとんどありません。
しかし、ランナービジョンは目的地までの最短ルートとは限らないので自分で道を開拓する楽しさもあります!
いくつか不満な点を挙げるとしたら、以下の3つ
・足を滑らせて落ちることが多々ある
・リトライが多いのにロードが長い(PS5なら早いのかな?)
・ストーリーは中途半端な終わり方
これらの点をどう思うかでこの作品への評価はだいぶ変わると思います。
(この記事にあらすじを書いておいてなんですが、ストーリーミッションが終わった辺りからが面白くなりそうっていうくらい中途半端な物語なので全体としてもったいない!)
ゲームのストーリーの前日譚はアメリカンコミック「Mirror's Edge: Exordium」が発売されているが、入手困難(電子書籍ならありそう)で見れないのが残念。
(2020年11月5日現在)プレイステーションストアで1980円とお手頃価格なのでパルクールに興味のある人にはおススメです!
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